保険薬局の良い点は沢山あります。門前医療機関の薬が全て揃っていますし(現在は、薬品メーカーの供給制限で一部入荷しないものもありますが) 処方箋に疑義がある場合は直ぐに医師に確認・提案をします。特に 薬の副作用・相互作用等の情報には精通していますので 何かあった時に直ぐ対応します。医薬品回収では 小林化工の事例(2021年)が記憶に新しいです。12月1日の副作用報告発生後 12月4日には抗真菌剤への睡眠誘導剤混入が発覚 同日発表。当該ロットを処方・調剤された患者344例に対し 12月9日には全患者への連絡が終了しました。一方 今回の紅麹を含む健康食品(サプリメント)は どうでしょうか。いまだに自身が当事者であることを知らない人もいますし 発表が遅れたために被害が拡散しました。ドラッグストアでは 会員カードなどで一定の顧客に対し販売履歴を保有しており 購入者に対し連絡はでききたはずですが 殆どそのような対応はされませんでした。紅麹を含む健康食品は 4月7日時点で相談件数は5万3,000件にのぼり 死者数は5人 入院治療を要した人は212人に及んでいます。依然 被害は広がっています。
処方薬を調剤してもらっている保険薬局は 手間はかかりますが 安全・安心です。サプリメント服用の際には 処方薬を調剤してもらっている保険薬局に相談されるのが良いと思います。